設立30周年を迎えて
弊社は、昭和63年11月1日に社員7名で設立しました。
当初は地質調査現場業務の協力会社として操業し、長崎県特有の海上ボーリングの仕事が殆どでした。
設立当初はバブル経済の波に乗り経営利益も上げ順調に推移してきました。
平成に入りスパット台船ウエスト1号を製作(当初は20t台船として使用)し、社員も15名と充実してまいりました。
平成7年には脚長36mのスパット台船を自社で考案し(株)YBM(佐賀県唐津市)にて製作していただきました。
その後、脚長20mクラスを製作し、スパット台船の保有数も5基となり稼働率も向上しました。又85Hクラス(脚長24m)はリースにて補い対応しておりますが、2019年早々より自社85Hでの対応が可能となります。
主な海上の調査事例を挙げてみますと、長崎県内の港湾、漁港はもとより、関西第2空港 神戸空港 羽田D滑走路や、2000年代からは大学関係で学術調査の業務に参加しカザフスタン(地球研)、カンボジア、グアテマラ等、地球の年代に関するコアの採取や、またカンボジアに於いてはアンコールトムの地質調査も行いました。
2006年には福井県の三方五湖(水月湖)の年縞採取業務をイギリスのニューカッスル大学から受け、水深30m地点で湖底面から70m掘進(年縞採取)し総延長100mをフロート台船で行い、その結果5万年~7万年分の地層を1年刻みで採取に成功し世界的に認められる年縞採取事例となりました。
その年縞採取標本等を展示する為の年縞博物館が、2018年9月に福井県に完成しました。
(福井県年縞博物館 URL:http://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/)
昨年末には、水深50m地点の調査にクレーン付き台船で挑み成功しました(対馬 浅茅湾)。
現在、社員数も20名となり長崎県の指名競争入札への参加も増え、業務を受注しております。
このたび創立30周年を迎える事が出来ましたのは、皆さまのお力添えのお陰と深く感謝しております。
これを機に社員一同決意を新たに、今一度創業の精神に立ちかえり一層の努力をし皆様のご愛顧にお応えして行く所存でございます。
今後とも何卒ご支援ご愛顧を賜ります様にお願い申し上げます。